2020年3月30日月曜日

心と現実は切り離せない関係

 昨日は家具のお届けをして来ました。
移住前からお話を頂いていたお客様の依頼で、1年以上もかかってしまったことを申し訳なく思いつつ・・・。

でも、お客様が「お〜!!!良い〜〜」って言って下さり僕は安堵しました。

写真はTV台ですが、中央の下の空間には古い和箪笥が収まる設計です。

お客様のお宅で設置が終えられると、あたかも始めからこうだったかのように和箪笥とTV台がマッチしていました。

こうしてお客様と繋がれることに感謝です。
ありがとうございます!!!

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西和賀の寝雪もどんどん消えて、樹々の枝も若葉が芽吹くような雰囲気を醸しだしてきました。

今日は、家の窓の雪囲いを外したり、草刈りがし易いように雪で折れた枝を拾ったり、除雪機を洗って納屋にしまったり・・・。仕事以外にそんなことをしようかと企んでいます。

家や建物は、住む人や使う人の雰囲気が現れるとよく言いますが、そうなのかもしれませんね。

僕が師とする高橋佳子氏はこう言っていました。

「人の心が現実を生み出す」
「目の前の現実は心の現れである」
これは否定しようがない真実

と。

つまり、心と現実は切り離せない関係があると。


さて。
自分の住まいは?といえば・・・。

所々、後回しにしている箇所があります。
ずっと気になっているけど・・・
「ま、分かってる。後でやるから・・・」という僕の心がそのまま現れている現実。
なんとかなるさ〜・・・っていう侮りの心です。
中途半端な箇所があちらこちらに目につきます。(汗)

つまり、家の佇まいを観れば、そこに住む方がどんな人か分かっちゃうってこと?

家の佇まい = 僕

・・・なんだか恥ずかしい(苦笑)


防犯カメラを何台もつけてる家も見たことがあります。
「周りのことを信用出来ず、自分に対して何か悪意を持って仕掛けてくる奴がいるに違いない!」
って思ってる人が住んでるんだろうなって思いました。

nokkaは、誰でも気軽に訪ねて来てもらえるような、そしてここに来て少し癒やされて希望を持って帰っていけるような、そんな場にしたいですね。

って、願って工房や土地に手をかけていけば、そんな佇まになって行くのかな・・・。

楽しみながらやりたいと思います。








2020年3月16日月曜日

「今朝はしばれた〜。かた雪だ〜。」


3日ほど前、朝の6:30

誰か来た!?

近所の方が町内配布の冊子をもって来ました。

この地域は、朝の6時台に家に伺ってもさほど迷惑じゃなく、普通に皆、活動しています(笑)

「今朝はしばれた〜。かた雪だ〜。」って言っていたので、 僕も長靴を履いて家の前の山へ歩いて行ってみました。

上の写真は、かた雪のザラメ状の結晶が朝日を反射してダイヤモンドのように色とりどりの光を放っていました。

草が伸びると夏は藪になっていて入れませんが、この時期はどこでも行けます。
改めて、遠くから工房を眺めてみて、なんだか馴染んできたな〜って感じました。

今年の西和賀町は記録的な雪不足のため、雪解けも早く「ばっけ(フキノトウ)」も次々と出てきています。

でもまだ3月。
やはり時々雪景色にもなりますが・・・。
それでももう雪かきをするほどではなく、積もってもすぐに消える雪です。

工房内では、オーダー家具のTV台が完成し納品待ち状態で、その合間でKottiの製作をし、明日からはデスクの製作にとりかかり、月末はまたKottiの製作の予定です。

さてさて・・・。
西和賀町は静かです。

TVやインターネットの情報をいち早く取り入れるのも良いですけど、大自然の声を聞き取るのも良いものですよ。

マスクが無くなるから買っておいたほうが良い!
トイレットペーパーが無くなるってよ〜!
って。

誰かの情報がコロナウイルスのように広がる。
情報に感染したことも気づかぬように本気に信じてしまう。
本質を見抜く事ができずに・・・。

沢山ストックしてる方がさらに買い占めてたりしてるんじゃないのかな・・・?

大自然は、それぞれ必要な分だけ、栄養を大地や大気や日光から頂いて命の営みを続けているのに。

ね。

人間は心があるもんだから、
人間は思考できるもんだから、
貯める貯める。
不安だから、安心したいから、
余っても貯める。
腐るまで貯める。

それにやっきとなってるうちに、綺麗な季節の移り変わりを見逃してしまっていないかな・・・。


「東北も春が来ますよ!」