2016年10月28日金曜日



工房の窓から見える柿の木。
今年も柿が色づいてきました。
気づくと鳥が柿を食べていました。
じっと我を捧げる。
なんとおおらかな・・・。
人は、何でも貯めたり集めたり執着することに一生懸命なのに、木はじっと我を捧げる。
「愛だ〜〜〜!」

なんて感心してるのも束の間。
只今製作中のテーブルはいよいよ組立の段階に入りました。
こうして製材して加工した木は角角してますが、このホワイトオークも元々は我を捧げる木だったんですよね。
どんな森に育って、どんな鳥が止まって、どんな動物が立ち寄っていったんだろう・・・。
どんな雨を受け、風を受け、雪を受け、日差しを受け、月を見て育ったんだろう。そして、どんな風に伐採されて命を終えたんだろう。
いまその木が僕の手によってテーブルとして生まれ変わろうとしている。
僕はその生命をもっと意識できるような人でありたいが、、、木のような、おおらかな人間にはまだまだ程遠いな・・・。
でも、精一杯頑張ってテーブルを作りますよ!

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