2018年10月19日金曜日

ここ最近、一日が過ぎるのが早い・・・って感じています。
日照時間も短くなって来たというのもありますが、なんだか慌ただしい感じの工房です。

昨日はブラックウォルナットで作ったTV台が完成して「あ〜ようやく出来た・・・」と完成作を見ながら作業を振り返っていましたが、今日はまた気持ちを切り替えてコタツ座卓の製作にとりかかりました。

写真はその材料「ホワイトオーク」です。
写真では大きさが分かりにくいかもしれませんが、写真の材料はまだ仕入れたばかりの原板の状態で、板厚約5cm、幅約25cm、長さ約1.9mです。
この材料は主に天板になる部分ですが、ここから板幅を15cmに割いて、厚さを4cmに削って、その6枚を接ぎ合せて(接着)、天板を作ります。

結構重いオーク材。
しかも、硬い。

今日はひたすら製材作業で工房内はオークの香りが立ち込めていました。

ウイスキーの樽にも使用されるホワイトオーク。
どことなくウイスキーの香りのルーツ(起源)感じさせてくれます。

そして、オーダー家具を作りながら、Kottiの製作も平行しています。

Kottiは在庫切れでお待たせしてしまいますが、オーダー家具同様、丁寧に仕上げてお届けしたいと思っております。

頑張ります♪


2018年9月28日金曜日

今日は秋晴れの仙台。
そんな中、万年筆の専門店をオープンされる お客様からのご依頼の店舗什器をお届けしてまいりました。

先ずは机。
こちらは、お客様と向き合って試し書きをしていただいたり、商品の説明をしたりするための机です。

そして、ガラスのショーケースは、商品をディスプレーする為の棚です。
このショーケースは、パーツが沢山でした。

強化ガラスの天板と前板。
そして、LED照明。
さらに、背板には鏡の引戸(商品を取り出せるように)
そして、背面には在庫をストックする引出しが6杯で、最上段2杯は鍵付きです。
このサイズで、この機能を果たしている市販品が無かったのでオーダーで製作することになりました。。。
 お届けの際には、ご依頼主の代表にも手伝って頂きまして、無事収まりました。

「子供の頃にすごいおもちゃを買ってもらった時みたいな感じがする♪」と代表。

その嬉しそうな表情が、こちらも嬉しかったです。

オープンは10月20日予定。
仙台市青葉区二日町26−10 2Fです。
お店の名前は「kotsubu-stationery コツブステーショナリー」です。
万年筆の販売と修理、ご相談が出来る専門店です。
でもリラックスして相談できる優しいお店です。

お客様と良い出会いが沢山ありますように・・・。

2018年9月23日日曜日

今日お渡しさせて頂いた椅子です。
4歳の女の子用です。
「孫は自力で立って歩いたり出来ないけど、せめて椅子の上で一日を穏やかに過ごして欲しい・・・」 という優しいお祖母ちゃんからの依頼でした。

そして上の写真は、実は打合せでこんな椅子にしましょうと注文を頂いた完成品(図面通り)です。

しかし、1週間前に椅子を受け取りに来た際に、その女の子が座ると、だんだん頭がずれ落ちてきて椅子から転落する恐れがありました。

僕の詠みが甘かった・・・・(汗)

そこで、急遽改良させて頂いての今日です。
下の写真がお渡しした最終完成形。

サイドにパットを追加し、ヘッドレストの枕も可動式にしてセットできるように仕上がりました。

全ての答えは、今日再び工房に椅子を受け取りに来て座ってくれた女の子の笑顔です。

言葉は発することが出来ませんが、とにかく嬉しそうに笑ってくれました。

僕は、一発で仕上げられなかった未熟さと、手直しを待ってくれた事に対する申し訳無さと、完成形を導くようにメッセージを送ってくれていたことに対する不思議さと、色んな思いが込み上げてきて涙が出そうな嬉しさでした。

つくり手のエゴと、実際に使うお客様の納得度は、ズレている場合が多いと思います。
僕が作って満足する家具ならオーダー家具ではなく、自己満足家具です。
しかし、本当にお客様のご要望に応えることは、本当に難しいと思います。
デザイン設計力も、提案力も、製作の技術力も、全て求められます。

まだまだ、まだまだ未熟です。

そんな僕に委ねて下さったこと。
本当にありがとうございます。



 そんな今日の仙台は、ご覧のような秋晴れ。
大家さんの田んぼも稲刈りが始まりました。
異常気象が続いた夏ですが、どうやら無事にお米になりましたね・・・。

そして、今工房では、万年筆専門店のオープンに向けた什器づくりの真っ最中です。
写真はショーケースの下に設けた収納用引出し6杯。
本体は組み上がって塗装を繰り返しています。
まもなく完成の予定です。

そして、この後は、ウォルナットで作る「TV台」。1歳の女の子の誕生日プレゼントの「木の積み木」。喫茶店の「ショップカードスタンド」。そしてオークで作る「コタツ座卓」。。。。と続きます。

それと平行してKottiの製作もです。

木のチカラをかりながら頑張りたいと思います。



2018年9月12日水曜日

工房の周りのコスモス。
今年も咲き始めました。
去年の秋にこぼれた種がちゃんと時を待って芽を出して、またこうして咲いています。



大家さんの田んぼも今年は順調そうです。
ご覧の通り、稲穂が頭を垂れています。

コスモスも、稲穂も、なんだかこの自然の姿というか、姿勢というか、しなやかで、優しくて、ホッとします。


2018年8月23日木曜日

僕の故郷、青森県弘前市。
りんごと桜と岩木山。
雪とねぷた祭りと津軽三味線。
誇れるモノが多い故郷です。

その弘前市に瑞楽園という庭園があります。
大石武学流という雪国ならではの庭園様式を見ることが出来る観光スポットです。
http://zuirakuen.com/
僕の実家の庭もこの武学流を取り入れて祖父が楽しみながら庭いじりをしていました。
座敷から見てると、なんだか馴染みのある感じがするわけです。
・・・と言っても実家はこんなに見事ではありません。

また、こちらの座敷は、映画「奇跡のりんご」でも結婚式のシーンで撮影場所として使われました。
宴会の最中に停電して真っ暗になるのですが、その時に阿部サダオ演じる新郎:主人公の木村さんが、すぐにお仏壇のろうそくを持ってきて「光れば一緒でしょう・・・」って言って場を温かくなごませるとても素敵なシーンです。

その瑞楽園でKottiを使って頂いています。
観光客の方々にも好評との事で嬉しい限りです。


座敷から座って眺めるこの庭園。
スーッと心が落ち着きます。

2018年7月24日火曜日

毎日暑い日が続いている今日このごろ。
ホント・・・。勘弁して欲しいと思いながらのウッドデッキ作業でしたが、とても充実して製作させて頂きました。

依頼主は、前職時代の僕のお客様です。
お客様のこの住宅をご新築する時に、注文住宅営業マンとしてご縁を頂いたお客様でした。

それから12年位経って今こうして自分の仕事が変わっても、お付き合いをさせて頂けていることに感謝です。

ご新築の時に作ったウッドデッキは腐食が進んで危険な状態だったので、今回は超高耐久の天然木「ウリン」で製作させて頂きました。

前のブログにも書きましたが、とにかく重い!!!
総重量約4トン。
その材料は工房に保管しながら、使う分を毎回僕のトラックに積んで運び込んで制作していきました。
しかも、この酷暑の熱気と日差しの中・・・。

たった一人ぼっちで。

毎日シャツは汗がこれ以上吸えないくらいドボドボ。。。
もう、わらうしか無かったですね。

それでも、ひたすら作業を進めてようやく昨日完成しました。
お客様も満足気な様子です。

作りながら、とにかくお客様が喜んで下さって、毎日の活力や癒やしになりますようにと願っていました。

現場を去る時に、お客様が「ありがとう!」と右手を差し出して握手をされた時は僕自身も嬉しかったな・・・。

毎日使うウッドデッキです。
お客様の人生に関わるような作品。
そんなお仕事をさせて頂いたことに「ありがとうございます」
です。



そして、天気が悪い日に、ウッドデッキと平行して製作していたのがこちらのダイニングテーブルです。

天気が悪いと言っても、工房の中も相当暑いわけで、結局汗だくの作業だったんですが、お客様がホッとできるような、そんなテーブルになれば良いな〜と思って作らせて頂きました。

そして、今日の夕方お届けして際には「わ〜♪」っと喜んで頂きました。

結局、僕の仕事は、自分の体力と生きてる時間を使って、木を加工して何かを作る仕事です。

しかしそれは、屋外のデッキでも、屋内のテーブルでも僕の手元には残りません。

ここが人間の妙。
そして仕事の妙。

自分の為に趣味で自分の作品を作るのではなく、自分のエネルギーを使って出来上がったものをお客様へ引き渡すと言う事。

人生を終える時にはあの世には何もモノを持って行けないということ。

なんか似てる・・・?


ウッドデッキのお客様に問われました。
「現場を去る時に、作品を手放したくないって思わないんですか?」と。

僕は
「確かに思い入れはあるので、寂しい感じがしますよ。。。でも・・・」と答えました。

ありがとうって握手を求められた時、
作品は僕の手を離れましたが、
僕には仕事を通じて「生きた」という実感が残っています。

こちらこそ。
こうしてお客様に生かされています。
ありがとうございました。


***

さてさて、ここからしばらくはまたKottiづくりに励みます!!!






2018年6月23日土曜日

今現在、製作させてい頂いてるウッドデッキです。

使用している木材は「ウリン」という名前の木です。
別名「アイアンウッド」
天然木にもかかわらず、30年くらいは腐らずに使える高耐候性の木材です。
しかも、防腐剤などの塗装も要りません。

木材の比重は1を超えます。
家具に使われる木材の比重は0.5前後位でしょうか・・・。
つまり家具用に乾燥された木材は水に浮きます。
しかし、このデッキ材は水に沈むとか・・・。
試したことはありませんが、とにかく重い木です。

仕入れた材料の総重量は4トン位です。
それを少しずつ工房からトラックで運んで、加工して組み立てて、その繰り返しでようやく骨組みが出来てきました。

また、今回のデッキはとにかく大きいです。
しかも、カタチも家に合わせているので複雑で、段差もあり、さらに歩道側の地面は傾斜していて、ご覧の通り法面や高低差もかなりあります。
手前の一番長い柱は3.6mほどです。

これを、一人ぼっちでやってます。

ピシっと作るためには、知恵とパワーが必要です。

体は毎日渋い感じの疲労感もありますが、それでも充実してます。


お客様は、毎日お仕事から帰ってきては出来上あり具合をチェックして楽しみにしている様子です。
つくり手としても、嬉しい限りです。

楽しみな床貼りはもうそろそです。