2019年12月3日火曜日

「試練」に次ぐ「試練」

久しぶりの家具の写真です。
11月12日に宮城県大崎市へお届けして来ました。nokkaならではの天板の表面に板接ぎの目地を残した仕上げです。
無垢材の一枚一枚がきちんと存在感を出しています。
お客様も歓んで下さいました。

しばらく工房づくりの写真ばかりでしたが・・・。

工房づくり、Kottiづくり、時々クロスカントリースキーのコーチなどもしながら家具も作らせて頂いてます。




 さてさて、工房づくりの方はというと。

「試練」に次ぐ「試練」

11月15日。
見ての通り、工房の中に積雪(苦笑)

西和賀の自然は容赦ありませんね。

ホント抗うことができなくて、人間のチカラは自然の前では微々たるものだと痛感してしまいます。

これまで、僕は自然を相手にクロスカントリースキー競技を長年行ってきました。
ワールドカップ、世界選手権、オリンピック、海外の選手と戦うステージは常に寒い雪の上でした。そのための過酷なトレーニングも大自然の中で積み重ねてきた自負がありました。

でも。

スキー選手時代は環境を整えられた状態だから頑張れたのかも・・・しれません。
極寒の北欧でも、そこには温かい宿泊施設があり、レストランがあり、サウナもあり、
またコーチやトレーナーやスキーを手入れしてくれるスタッフもいて、僕はただ自分の事を頑張るだけで良かった。
それがいつしか、「僕は過酷なトレーニングを積んできた。だから自然の中、雪の上は得意」っていう自惚れになっていたのかもしれません。

「お前はたいしたことないよ」

って奥羽山脈の大自然が知らしめてくれてるようにさえ思えます。

写真の僕。

ちっちぇ(小さい)














雨が降ったり、雪が降ったり。晴れて雪が消えたりを繰り返して、その合間でKottiを作って、ようやく工房も梁をかけ終わった段階の写真です。

さ〜!!!
この日は天気が良いので、屋根の骨組み(垂木)をどんどんかけて行きましょう!
って意気込んでいた11月29日の午前9時の写真。



そして、午後3時の写真。


これだもん。。。
自然と仲良くするしかないね。







雪が降ったら、雪に心の波長を合わせて「静かに」雪の中で仕事をする。

雨が降っても慌てず、木が濡れても「もともと水をたっぷり含んでいた木」乾けば大丈夫。

風が強い時は、しばらく収まるのを待つ。

晴れた時は「ありがとう! ホントにありがたい!」

そんな事を心の中でつぶやくようになってきた今日このごろです。


 12月1日。
垂木をかけ終わりました。

そして、今日12月3日。
また雪が降り続いています。
しばらく続く予報です。

町の方々からは、
「屋根かかったか?」
と会う方、会う方から言われます。
国道沿いなので、みんな気にかけて下さっているのでしょう。
移住してきたばかりで、これから2mも雪が積もるのに、まだ屋根がかかってないだなんて・・・大丈夫か?って。

僕は苦笑するしかなくてね。。。





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