2019年9月1日日曜日

焦りまくってる

今日から9月。
西和賀の朝晩はひんやりしてきました。
見上げると空の気配もすっかり秋。
過ごしやすい良い季節です。

・・・って浸っていたいところですが、焦りまくってる今日このごろ。

ここは早ければ10月末には雪が降る地です。
そして12月には完全に冬景色。
今まで過ごしてきた仙台は冬には雪が殆ど積もりませんが、ここ西和賀は積雪量2mを超える豪雪地帯です。

焦る要因は工房の建設。

なんと、ようやく写真の通り、配置の確定を終えたところで、まだ何も形になっていません。
右側の仮設工房では、どしても手狭で作業効率がよくありません。

そんなわけで本工房を新設する計画があったものの、色々とオーダー家具やKottiの製作に追われて予定より2ヶ月も遅れての工事スタートとなりました。

雪が降るまでの時間と、予算との制約の中で作らなければならず、仙台の工房の造り方で建てることに決めました。

雪と寒さの影響をどれくらい受けるのか・・・。
不安もありますが、喜ばれる作品をここから生み出すために、工房新設作業に最善を尽くしたいと思います。



2019年8月8日木曜日

空が近い感じ・・・

今日も西和賀は暑かった〜。
と言っても市街地に比べれば少し涼しいようですが、毎日暑さが続いて身体も少しバテ気味です。

そんな中、今日もKottiの製作でした。
写真は先日出荷した分のKottiです。(ヤスリがけが終わって塗装前の状態です)

朝はそれでも少しヒンヤリして来た感じもします。

見上げると「ブルーインパルス」・・・?のような飛行機雲。
これらは普通の旅客機の飛行機雲ですが、どうやらこの地域の真上が航路になっているみたいです。

仙台にいた時よりも空が近い感じ・・・。

昨晩は天の川に見入っていたら流れ星。

星空も近い感じがします。


そして、ここからは「JR北上線」を走る列車が見えます。
電車ではなく、ディーゼル列車です。

つまり、線路上に電線がない風景です。

2時間に1本の超〜のんびりダイヤ。
しかも、1両か2両。

ディーゼルエンジンの音と「ガターン♫ゴトーン♫・・・」の線路の音を立てて、遠くの森の方へカーブしながら消えていきます。

移転してからは、こんな風景を見ながら製作しています。


2019年8月3日土曜日

小さな復興プロジェクト

ここ最近全国的に、熱い日が続いていますが西和賀も暑かった〜。
工房の温度計は35℃・・・。

でもこの場所は西和賀の中でも「ゆだ高原」ともいう地域、吹く風が爽やかです。

そんな中、今日は岩手県内各地で頑張っている「地域おこし協力隊」8名の方々がnokkaの工房へ見学に来て下さいました。
都市部から期間限定(3年)で来て頂いてる方たちです。
今日は西和賀の協力隊の方と、釜石など岩手県沿岸部の方々がお越しくださって、色々とこれからのビジョンについて話し合いました。

まだ、お客様をお迎えできるギャラリースペースが無いので、今回は庭先の木陰で立ち話。。。風が心地いい〜〜〜

皆さん、都会から出てきて各地で奮闘してます。

なかなか都会の「やり方」がハマらない田舎。
力ずくで事を起こそうとすると壊れるか浮くだけ。
でも、地元の方の顔色ばかり伺っていては事が進まない。
などなど・・・現実にはギャップがありそうです。

ん〜・・・

かつて震災直後に支援しようと意気込んで立ち上げた「小さな復興プロジェクト」の事を思い出しました。
初めは、あたかもヒーロー登場!みたいに「俺らがなんとかしてやる!」っていうおごりが、被災した女川の方々とまるで噛み合わなかったことを。。。

こちらの心構えを変えないと、全く事が進まなかったことを。。。









2019年8月1日木曜日

「移転・移住」です。

久しぶりのブログとなりました。
いつもブログにアクセスして頂いてる読者の皆様。本当にお待たせしました。

以前のブログから約5ヶ月も何をしていたかというと。。。

「移転・移住」です。

これまで約13年間仙台で工房を構えて製作をして来ましたが、6月に岩手県の西和賀町へ移転移住しました。
築45年の空き家に納屋が併設して、裏には畑があり、家の横は山林という住まいです。

先日はこの写真に写る林から大きな熊が出現!!!!!
ビビりました〜。

朝には毎日のようにリスが木々を走り回っていて、夜にはホタルもチラホラ飛んでいたり、空を見上げれば天の川が普通に見えます。

コンビニもないこの町はとにかく自然が豊かです。

そんな所に住まいと工房を構えてこれからやって行きます。

またチョイチョイ写真をとってブログにアップしていきますので、お楽しみに〜。


2019年3月4日月曜日

情報が少ない生活

「作業中はドアを強くノックして下さい。」
電動工具を使う際、機械の音がとてもうるさく、長時間の作業になるとかなりのストレスになります。
作業中はご覧の通り、イヤーマフ(耳あて)を装着してることが多いです。
ところが、たまにいらっしゃる来客に気づかない事もしばしば・・・。
どうぞ、工房へお立ち寄りの際には遠慮無くドアを強くノックして下さいませ。

さてさて、久しぶりのブログ更新になりましたが、本当にここ最近は休み無しです。
ウッドデッキの製作と、オーダー家具の製作と、Kottiの製作と、家に帰れば図面と見積書の製作と。。。
そして、期限が間近な確定申告と・・・。

「は〜〜〜」って一息つきながら工房の薪ストーブの炎を眺めてしばし意識を休ませています。

そんな僕はスマホを使っていないので、休憩時に小さな画面と向き合うことはありません。
良いんだか悪いんだか、フェースブックも、ツイッターも、ラインもやっていなくて、ガラケーで電話かショートメールを使う程度です。
家ではこのブログとかをMacを使って書いてますけど、なるべく外から入ってくる情報が少ない生活の僕です。

今日は冷たい雨が降っていた仙台。
工房の横の梅の木には、雨に濡れながらも小さな花がチラホラ咲いていました。


2019年1月31日木曜日

結構手間がかかるKotti

すっかりブログがご無沙汰になってしまいました。すみません・・・。

何も活動をしていなかったわけではなくて、どちらかと言えば休み無しな感じの今日このごろです。

写真はKottiの製作風景。

この写真を見るだけでは「コレがKotti?」って思われるかもしれませんね。

Kottiは実は、4つのパーツを接着して出来上がっています。
台座の円形のパーツ。取手。取手上部のキャッチ部分。そして、取手と台座をつなぐプレート。

よくお客様からは「一体になっているので一つの木を削りだしてできてるかと思った・・・」と言われます。

確かにそれが出来れば良いのですが、色々試行錯誤をして開発した結果、木製でありながら精度も求められるので結果的に今の作りになっています。

写真は、取手に、キャッチ部分と、ジョイントプレートを接着し終えたところです。
それが上下逆になっています。
この後、余分な部分を切り落として取手の形へと仕上がっていきます。

結構手間がかかるKottiです。

只今10日ほど出荷までお時間を頂いておりますが、丁寧に仕上げてお届けさせて頂きますので、ご注文後は楽しみにしながら少々お待ち頂ければ幸いです。

そして、お客様から頂くご感想にいつも励まされております。
本当にありがとうございます。


2018年10月19日金曜日

ウイスキーの樽にも使用

ここ最近、一日が過ぎるのが早い・・・って感じています。
日照時間も短くなって来たというのもありますが、なんだか慌ただしい感じの工房です。

昨日はブラックウォルナットで作ったTV台が完成して「あ〜ようやく出来た・・・」と完成作を見ながら作業を振り返っていましたが、今日はまた気持ちを切り替えてコタツ座卓の製作にとりかかりました。

写真はその材料「ホワイトオーク」です。
写真では大きさが分かりにくいかもしれませんが、写真の材料はまだ仕入れたばかりの原板の状態で、板厚約5cm、幅約25cm、長さ約1.9mです。
この材料は主に天板になる部分ですが、ここから板幅を15cmに割いて、厚さを4cmに削って、その6枚を接ぎ合せて(接着)、天板を作ります。

結構重いオーク材。
しかも、硬い。

今日はひたすら製材作業で工房内はオークの香りが立ち込めていました。

ウイスキーの樽にも使用されるホワイトオーク。
どことなくウイスキーの香りのルーツ(起源)感じさせてくれます。

そして、オーダー家具を作りながら、Kottiの製作も平行しています。

Kottiは在庫切れでお待たせしてしまいますが、オーダー家具同様、丁寧に仕上げてお届けしたいと思っております。

頑張ります♪