2019年9月13日金曜日

水平ラインでピタッと

今日もくたびれた〜。

西和賀の空気感はすっかり秋。

コオロギの鳴き声と、鳥の声を聞きながら、ひたすら束柱をカット。

束柱の本数138本!

すべて長さが違います。
先日測量した数値を元に138本カットして、それぞれの基礎石のところに置いていく作業も138回。
 更に、束柱の底には基礎パッキンという硬質樹脂をネジ止め。
その回数も138回。

終わった時には、つい駐車場のアスファルトに寝転がって空を見上げて一息。。。

心臓の鼓動が何故か背中に感じるような・・・?
いや、背中に感じるのは大地。地球だ。

地球に「くっついてる感」をダイレクトに感じてました。

あ〜〜〜落ち着く〜。。。

地球の重力のおかげで水平に測量する技術が生まれ、それを活かして造作をすることで写真のように束柱の天端がどこもかしこも水平ラインでピタッと揃います。

地道な単調な作業だけど、この成果を確認すると苦労も喜びに変わります。

次はこの束柱の上に、横に転がしてある大引を接合する作業です。

2019年9月10日火曜日

自然の摂理ってすごい

工房建設は、まだまだ木工事に進めず、基礎の段階です。

ようやく平板を定位置に、且つ水平に敷き並べて、今日はすべての位置の高さを測量しました。

そんな最中、西和賀町だけ一時的に短時間の強い雨。

「雨降って地かたまる」
なんだか清めて頂いてる気分でした。

そして。
気を取り直して測量再開!
全部で138箇所。。。(オエ〜〜)

レーザー測量機などではなくて、超原始的な水管(水の入ったチューブ)を応用した器具で計測しました。

自然の摂理ってすごいと実感します。

遠くはなれた位置でも、水の入ったチューブの両方の水位がちゃんと揃うのですから。
誰が最初に発明したのかは知りませんが、おかげで今日、僕でも精度よく水平な床を作ることができます。

そして、明日からいよいよ木工事。
まずは束柱と土台大引の組み立てです。

近道は無いな〜。
ひとつひとつ。淡々と作業を進めていくしか完成には近づきません。

それが現実。

でも、わかりやすい真実。









2019年9月5日木曜日

可愛らしいリス

昨日、本工房建設用の木材が届きました。
4tトラックに満載でした。

トラックは盛岡から。そして荷降ろしのために7kmも離れたところから国道をフォークリフトで駆けつけて下さった菅喜建材さん。

一人で作る工房ですが。
一人じゃない。

多くの方々の助力を得てるということを心において作っていきたいと思います。

ありがとうございます!

***

ここ最近はリスがしょっちゅう庭木を降りたり登ったりしてます。
ざっと4匹くらいはいると思われます。

なんとも可愛らしい動きをするリス。
見てるだけで癒やされます。

が!!!

いよいよ出始めたカメムシ。。。
こちらは癒やされません。
駆除するにも独特の嫌な匂いを発するので、コツが入ります。

自然の中で暮らすということ。

こういうことです。

2019年9月1日日曜日

焦りまくってる

今日から9月。
西和賀の朝晩はひんやりしてきました。
見上げると空の気配もすっかり秋。
過ごしやすい良い季節です。

・・・って浸っていたいところですが、焦りまくってる今日このごろ。

ここは早ければ10月末には雪が降る地です。
そして12月には完全に冬景色。
今まで過ごしてきた仙台は冬には雪が殆ど積もりませんが、ここ西和賀は積雪量2mを超える豪雪地帯です。

焦る要因は工房の建設。

なんと、ようやく写真の通り、配置の確定を終えたところで、まだ何も形になっていません。
右側の仮設工房では、どしても手狭で作業効率がよくありません。

そんなわけで本工房を新設する計画があったものの、色々とオーダー家具やKottiの製作に追われて予定より2ヶ月も遅れての工事スタートとなりました。

雪が降るまでの時間と、予算との制約の中で作らなければならず、仙台の工房の造り方で建てることに決めました。

雪と寒さの影響をどれくらい受けるのか・・・。
不安もありますが、喜ばれる作品をここから生み出すために、工房新設作業に最善を尽くしたいと思います。



2019年8月8日木曜日

空が近い感じ・・・

今日も西和賀は暑かった〜。
と言っても市街地に比べれば少し涼しいようですが、毎日暑さが続いて身体も少しバテ気味です。

そんな中、今日もKottiの製作でした。
写真は先日出荷した分のKottiです。(ヤスリがけが終わって塗装前の状態です)

朝はそれでも少しヒンヤリして来た感じもします。

見上げると「ブルーインパルス」・・・?のような飛行機雲。
これらは普通の旅客機の飛行機雲ですが、どうやらこの地域の真上が航路になっているみたいです。

仙台にいた時よりも空が近い感じ・・・。

昨晩は天の川に見入っていたら流れ星。

星空も近い感じがします。


そして、ここからは「JR北上線」を走る列車が見えます。
電車ではなく、ディーゼル列車です。

つまり、線路上に電線がない風景です。

2時間に1本の超〜のんびりダイヤ。
しかも、1両か2両。

ディーゼルエンジンの音と「ガターン♫ゴトーン♫・・・」の線路の音を立てて、遠くの森の方へカーブしながら消えていきます。

移転してからは、こんな風景を見ながら製作しています。


2019年8月3日土曜日

小さな復興プロジェクト

ここ最近全国的に、熱い日が続いていますが西和賀も暑かった〜。
工房の温度計は35℃・・・。

でもこの場所は西和賀の中でも「ゆだ高原」ともいう地域、吹く風が爽やかです。

そんな中、今日は岩手県内各地で頑張っている「地域おこし協力隊」8名の方々がnokkaの工房へ見学に来て下さいました。
都市部から期間限定(3年)で来て頂いてる方たちです。
今日は西和賀の協力隊の方と、釜石など岩手県沿岸部の方々がお越しくださって、色々とこれからのビジョンについて話し合いました。

まだ、お客様をお迎えできるギャラリースペースが無いので、今回は庭先の木陰で立ち話。。。風が心地いい〜〜〜

皆さん、都会から出てきて各地で奮闘してます。

なかなか都会の「やり方」がハマらない田舎。
力ずくで事を起こそうとすると壊れるか浮くだけ。
でも、地元の方の顔色ばかり伺っていては事が進まない。
などなど・・・現実にはギャップがありそうです。

ん〜・・・

かつて震災直後に支援しようと意気込んで立ち上げた「小さな復興プロジェクト」の事を思い出しました。
初めは、あたかもヒーロー登場!みたいに「俺らがなんとかしてやる!」っていうおごりが、被災した女川の方々とまるで噛み合わなかったことを。。。

こちらの心構えを変えないと、全く事が進まなかったことを。。。









2019年8月1日木曜日

「移転・移住」です。

久しぶりのブログとなりました。
いつもブログにアクセスして頂いてる読者の皆様。本当にお待たせしました。

以前のブログから約5ヶ月も何をしていたかというと。。。

「移転・移住」です。

これまで約13年間仙台で工房を構えて製作をして来ましたが、6月に岩手県の西和賀町へ移転移住しました。
築45年の空き家に納屋が併設して、裏には畑があり、家の横は山林という住まいです。

先日はこの写真に写る林から大きな熊が出現!!!!!
ビビりました〜。

朝には毎日のようにリスが木々を走り回っていて、夜にはホタルもチラホラ飛んでいたり、空を見上げれば天の川が普通に見えます。

コンビニもないこの町はとにかく自然が豊かです。

そんな所に住まいと工房を構えてこれからやって行きます。

またチョイチョイ写真をとってブログにアップしていきますので、お楽しみに〜。