2015年9月21日月曜日

先週、写真のテーブルをお届けして参りました。
今回もお客様のいろんなストーリーをお聞きして作らせて頂きました。そして、お届けの際には、これまで使っていらっしゃったテーブルをお引き取りさせて頂きました。沢山の使用し続けた「跡」が刻まれた古いテーブルに、今回のお客様のこれまでが刻まれています。およそ20年ほどになるそうですが、その間、ずっとご家族の会話を聞き、食事を演出し、時には書き物の台になったり、などなどテーブルって何も語りはしませんが、常に家族の側にいる家具だなと思いました。
この度は、縁があって新たにブラックウォルナットで新調させて頂きましたが、僕の役割はご要望通りの新品の状態を作り上げてお届けする所までです。カタチが完成と言えば完成ですが、本当の「仕上」は、この先こちらのご家族が使い込んで「アジ」が加わって行く様子だと思っています。この先、何十年使って頂けるかは分かりませんが、和やかな食卓、うれしい会話、いつもそんな雰囲気の下支えとなるようなテーブルになればいいな・・・と。そんな思いで作らせて頂きました。

天板は「コマドメ」にてセット

2015年9月16日水曜日

只今製作中のウッドデッキです。長雨の影響で現場作業が滞り気味ですが頑張って製作したいと思います。
今回使ってる木材は「マサラン」という木材です。赤みの帯びた堅い木材です。ネジ打の際には必ず下穴を空けてからになるので、チョットのネジ打でも普通のネジ打より3工程多くなります。でも、完成後は堅牢で高級感もあるウッドデッキになります。シロアリも食いつかない程の堅い木なので防虫剤の塗装も要らない高耐久のウッドデッキです。

2015年9月8日火曜日

来月、仙台市のアーケード街で小学生による出店販売会が行われます。宮城にちなんだ物である事、材料や必要経費の上限なども定められ、その中で小学生は知恵を絞って商品を製作し、販売をします。商品の値段も自分たちで決めるそうです。(おー!リアルだ!)
そのイベントに出店する可愛らしい小学5年生の子が工房にやってきました。
nokkaが「未来の社会人」のお手伝いするのは、商品の材料となるケヤキのプレートです。


僕は何種類かサンプルをその場で作り、彼女達はデザインをイメージし賑やかに「こっちが良いよ〜」とか「このパターンもありだね」など楽しそうに商品開発していました。
みんながみんな、商売の仕事に就く訳ではないと思いますが、小さい頃に世の中の仕事を近くで見て、自分達が実際に疑似体験をするというのは良い企画だと思いました。子供の目から見ると、大人の仕事って分かりにくいと思います。でも実際は、仕事の本質を子供目線で伝える機会があれば、将来に対する可能性も芽生えるのかもしれないなと・・・。そんな思いで関わらせて頂きました。どんな商品が生まれるのか。当日の販売会が楽しみです。

2015年8月29日土曜日

 昨日お届けさせて頂いたTV台です。ダイニングテーブルの横に配置されたテレビを見る為に製作したTV台。TVをある程度移動させても大丈夫なように天板をデザインしました。つまり、角に置いた場合、斜めにTVを傾けることも出来るように右側は奥行きが深くなってます。サイズは幅2m、高さ60cm、奥行き65cm(右)/38cm(左) 木材はホワイトオークです。

いつもの事ですが毎日の作業前には、材料となる木材に触れながら、お客様の顔などを思い浮かべてから作業に向かうようにしています。「きっとこんな感じで使うかな〜」とか思いを馳せます。今回も、お届けの際のお客様の表情がうれしそうな笑顔でした。
仕事を果たしたかどうか・・・?もちろん、オーダー通りに製作するのは当然ですが、 僕の仕事は家具という「物」を作ってお渡しする訳ですが、なんか「物」が完成して収まった満足よりも、胸の奥の深い部分でじんわりとうれしい歓びが伝わりあうかどうかが仕事の出来具合だと思っています。

2015年8月22日土曜日

チョット前にご依頼を頂いて製作したトレーです。
食事の時にお皿の下に敷くランチョンマット使い方です。
幅35cm、奥行き25cm、厚さ8mm ブラックウォルナットを集成材のように接ぎ合わせて板を形成してあります。
これで、一枚板よりは反りのリスクは分散されて良いかな?って思いましたが、それでも僅かに反りが出ました・・・。
そう言えば、「板」と言う字は「木」と「反る」で構成されてるな〜と思い出しました。
なので反らない方が不自然(苦笑)。
いやいや、反りがひどいと使いづらいのは確か。
木を素材にして家具を作るとは、木の自然な動き(特徴)を観じて、人が使いやすい生活の道具を作るという事。
奥が深いです。。。

2015年8月13日木曜日

一昨日、完成しましたウッドデッキです。大きさや使い勝手、デザイン、また木材の種類など何度も打合せを重ねてたどり着いたデッキです。お客様の印象としては、思っていたよりも大きいとの事。そのコメントを聞いてホッとしました。このサイズでしたら、テーブルと椅子を置いてデッキで食事やティータイムを楽しむ事が出来ます。また、お客様からの要望で、芝生も活かした庭の使い方をしたいとの事でしたので、ステップもゆったり広めのステップとなりました。さらに斜めに床をカットしたデザインも、写真の左側の芝生エリアに向いてデッキに腰を下ろしたいというリクエストからです。小さなお子さんが走り回る光景が目に浮かびます。。。

2015年8月7日金曜日

暑い。暑い。暑い。とにかく暑い。
最高気温35℃の毎日が1週間も続くと、さすがに体もだるくなってきます。
今はウッドデッキの製作をしています。久しぶりのデッキですが完成が楽しみです。木材はイペなどの高耐久のハードウッドです。産地は南米。はるばる遠くからやって来た木材です。ウッドデッキは、家具作りとまた違って建築構造的な考察が必要です。加重のかかり方、雨水の逃げ方、雨や雪や凍結などによる影響などなど。。。
でも、木を素材にした空間創作という面では、同じだと思います。
まだしばらく暑い日が続きそうですが、お客様が楽しそうにデッキライフを送ってる光景を思い浮かべて頑張って作りたいと思います。