各部材の接着・接合を終えたら「ヤスリがけ」です。この行程はおそらく小学生でもできる作業かと思いますがこの行程が結構地味で大変だと感じます。大きなテーブルなどはベルトサンダーというヤスリがけの機械を使ったりしますが、椅子の場合部材が細かったり入り隅（角の隅のくびれ部分）が多くその部分は機械では無理なのでサンドペーパーで仕上げます。特にはみ出た接着剤を拭き取った部分は毛羽が立っているので、その部分の作業をおろそかにすると塗装した時に粗となって現れてきます。写真はそんなこんな理由で全ての面と角をスリスリして仕上がった状態ですが、この時が奇麗だな〜って思います。もちろん、塗装した瞬間も木目がしっとりと現れて奇麗ですが、ヤスリがけが終わった時はなんと言うか優しい感じがします。手触り感もホットする状態です。いっその事、このまま終わっちゃいたいくらいです。（内心それも有りだとおもいますが・・・）でも、塗装して表面にワクシングが施されると汚れにくく木が保護される状態になるのでこれまた大事ですね。
今日の仙台は冷たい雨が一日中降り続いていました。気温も上がらずストーブの前から離れにくい、そんな雰囲気の一日です。窓の外に目を配ると、シトシト降り続く雨の中、柿の実がまだ木にぶら下がっています。あまり柿は得意としない僕ですが、すぐに落ちる柿といつまでもぶら下がってる柿がある事は知ってます。さもない風景ですが、トタン作りの小屋と、柿の木が絵になります。
いつまでもストーブの前で炎を眺めていたい所ですが、 そうも言っていられず、作業の為に冷えきったA棟へ入ると「は〜・・・」息が白い＊＊＊。ホコリまみれのダウンジャンバーを羽織って作業再開。只今２組のお客様分の椅子を４脚製作中です。
１週間程前の写真ですが、いつも端材を使って頂いてる幼稚園の作品展へ行って参りました。幼稚園児の発想力やアイディアはすごいですね！どれもこれも見覚えのある端材が「お〜！こうなるか！」って思える作品ばかりでした。特に年長組さんの作品はクオリティーが高いし、見ているこちらがワクワクしました。
さ、さ、３℃・・・。寒い！
昨日の写真ですが、朝の工房は外気温と同じ３℃でした。薪ストーブに火を入れてもすぐには暖まらずポケットに手を入れながら肩をすぼめてちっちゃく震えながらストーブの炎を眺めること２０分。「あ〜だめだ！暖まらね〜」と独り言を言って気合いを入れて作業開始！
こんな様子が春まで続きます。。。まだまだこれから寒くなるのにね。ク〜〜〜
