2016年9月24日土曜日

木にはそれぞれ特有の香りがあります。
こちら写真は「カヤの木」で作った、まな板です。厚さ約3cmです。カヤはイチイ科の木で水湿に強い性質があり、主に高級碁盤・将棋盤に用いられる木材だそうです。そして、なんとも言えない甘く品のある香りがします。
今回の依頼主は、心と体に優しいお料理をつくる方です。このまな板からどんなお料理が生まれるのか、そんな思いを馳せながら製作させて頂きました。まな板を受け取った表情はとても嬉しそうで、つくり手としては何よりのご褒美となりました。今は無傷のまな板も、これからお料理で包丁を下ろす度に刃の跡が刻まれていきます。そして、その刃の跡は美味しいお料理が出来た分の足跡ということになりますね。どんどん、美味しいお料理を作って使い込んで頂ければ良いな・・・って思います。

2016年9月23日金曜日

今日お届けしてきましたBookShelfです。ご自宅で英会話教室をしている先生からのご依頼でした。以前もビーチ(樺)のワークテーブルを収めさせて頂いてました。
こうしてみると、本も心地よく収まっている感じがします。
木のチカラ。なんとも言えない優しさがありますし、安心感があります。
そんな木に触れる仕事をしている僕も少しでもそんなチカラを発することができれば良いのですが、どうやら修行がたりません(苦笑)
自然のチカラや存在は本当に「自然体」。当たり前のようですが、でも実はこれがものすごく難しいと思います。進みすぎず、遠慮しすぎず、干渉しすぎず、否定もせず、全てを活かして循環させて・・・もう挙げるとキリがありませんが。
でも我々人間も、この自然に支えられながら与えられながら生かされているので、この感覚は備わってるんだと思います。しかし、最近の人間の進化?がこの感覚から遠ざかっているような気がしてなりません。いつか、自然の感覚を思い出した時に、たち帰れる場所がこのnokkaである事を願って木に触れていたいと・・・。時々そう思います。

2016年9月22日木曜日

今日の仙台は久しぶりに晴れました。そよぐ風はすっかり涼しく秋の風です。写真は工房から見た大家さんの畑。なんていう花か知りませんが、いつも畑を綺麗にしていらっしゃるので、こちらは素敵な借景を楽しむことが出来ます。
さて、日付変わって9月22日は秋分の日。ここから季節はどんどんひんやりしていき、薪ストーブがありがたい時期へと進んでいきます。実はここ最近は気温20℃くらいの時には、薪ストーブのならし運転と称してストーブに火を入れています。ホント炎を見ていると心が落ち着きます。また、日照時間もどんどん短くなってきました。これからの季節、写真の工房B棟のストーブエリアは、明る過ぎない照明と、ストーブの炎と、ゆったり流れるBGMと温かい飲み物で、ついつい自分の生き方を考えたくなる空間になります。家具作り人(びと)である前に、一人の人間であるということ。出会う人、物事に本心からの優しさで向き合って仕事をしてる人をとても尊敬します。僕にはできてるだろうか・・・?オーダー家具も一人ひとりのお客様と向き合う仕事。秋の季節のように、少し凛としながらやわらかく優しくいれるように、時々この空間でチューニングしてます。

2016年9月17日土曜日


いよいよ工房の周りのコスモスが咲いてきました。
アゲハチョウもこのようにひらひら飛んできては蜜を吸って、また次の花へ移って・・・を繰り返していました。
下の写真は大家さんの「蔵」を背景にコスモスを撮りましたが、少し朽ちてきた蔵がまたいい雰囲気を醸し出しています。
さて、最近の仙台はこのように雨や曇りの天気が続いてスッキリした空が見えません。昨日の満月も薄曇りに透けて月が光っていました。
人生も同じだなと・・・。
調子の良い時もあれば、モヤッとした時もあるものです。
土砂降りのように凹みまくってる時もありますよね。
ついつい、試練の時は原因を周りに探そうとしてしまいがちですが、どうやら、自分を省みずに周りを変えようとすると逆に不自由でモヤモヤが悪化します。逆に困難な現状は自分が引き起こしているに違いないって思うと、「じゃどうするか」「自分の心の何が原因でこうなってるか」って考えるようになって、自由な気持ちになります。
不思議ですよね。
そんなことを最近話し合って「だよね〜♪」なんて言い合える人もいて、こんな渋いこと考える人はそんなにいないだろうな・・・?って思っていたんですが、似たようなことを思う人もいるもので、嬉しい気持ちになりました。
nokkaは家具や木の雑貨を製作してますが、そこに心が伴っていることを大切にしています。心は目に見えないんですけどね。でも、確かにカタチとして現れるんですよね。
油断できません(苦笑)

2016年9月15日木曜日

工房の周りには様々な花が季節ごとに咲きます。今日の一枚は「ツユクサ」。一日花で儚さの象徴とされる花だと教えてもらいました。つまり、咲いているのは今日だけってこと?ですね。それにしても、綺麗で可愛い花だと思います。二枚の青い花びらの下に黄色いメシベとオシベがあります。朝露に濡れながら清らかに咲いている様子に見とれてしまします。nokkaのブランドネームには「野の花」という意味もあります。お花屋さんに並んでいる花も美しいのですが、この天然の小さな花もよく見るととても魅力があります。
 そして、今朝は工房の窓拭きから始まりました。窓拭きワイパーを使って綺麗にしたのですが、窓が綺麗だってことは良いですね。工房の中からの景色もよく見えるし、外からは工房の中がショウルームのようにも見えます。たった、窓を拭くだけのことなんだけど、結構効果は大きいなといつも感じます。ましてや、nokkaの工房の窓の配置は見える景色や光の入り具合などを吟味して設計したので、窓は結構重要なアイテムになっています。
窓を拭き終えて、外から工房を見上げたら、空にはすっかり秋の雲が。
周りの田んぼもご覧の通り。もうすぐ稲刈りでしょうね・・・。だいぶ稲穂が垂れてきました。。。

2016年9月9日金曜日

 昨日の仙台は温帯低気圧の影響でものすごい雨でしたが、今日は一変。どことなく秋の気配を感じさせる風が吹く一日でした。
夕方の西の空は、ご覧の通り今日も美しいそらでした。刻一刻と空の色が変わっていきます。こうして空を見てる人はどれくらいいるだろうかと思いながら見てました。
携帯の液晶画面とは比べようもないリアルな風景が目の前にあります。人には造れない自然の光景は、ものづくりする僕にとって心や感覚の栄養になります。家具作りの合間に、このように今日も幸せを感じれることに感謝です。

2016年9月4日日曜日

 我がK design号です。
時々「軽トラ?」って言われますが、普通の1トントラックです。
なんと今日は記念すべき20万キロ突破です。中古で買った時は7万キロくらいだったけど、かれこれ10年で20万キロに。
いつも僕を運んでくれるし、家具や材料も運んでくれる働き者です。
これからも頼みますよ!